スタッフ向けに非常食のミニ演習を行いました。
一人でも多くのスタッフが参加できるよう、今回は3日間に分けて実施。
非常時でもサービスを継続し食事提供ができるよう、当施設で備蓄している非常食を「知る・食べる・加工する」研修を行いました。
今回使用した備蓄食は、ディスポ食器とセットになっていて、開ければ調理なしですぐに食べられるものです。
やわらかいごはんにあんかけ状のおかずをかけるタイプで、咀嚼や嚥下が難しい方でも食べやすい工夫がされています。

さらに、スプーンでトントンとごはんを叩けば、全粥のような状態にもなります。
はさみがなくても開けられる仕様ですが、実際にやってみるとこれがなかなかの曲者。
まっすぐ開けられない、ご飯粒がついて手がベタベタ…。
全粥に加工するなら、「マッシャーを準備したらどうだろう?」「でも洗う水が必要になりますね」など、いろいろな意見が飛び交いました。

こうした体験を通して、非常時にどんな困りごとがあるのかを知り、事前に何を準備しておくとよいかを考えるきっかけにもなりました。
非常食と一緒に手袋やはさみも準備しましょう。
参加者からは、「一人分なら問題ないけど、全員分となると大変そう…」という、なんとも現実的な声も。
また、停電を想定して部屋を暗くし、ランタンの明かりだけで作業にもチャレンジ。
……ほぼ見えません。
想像以上に見えません。
人はこんなにも“見えていること”に頼っていたのかと実感します。
味については、「普通に食べられる」と完食するスタッフもいれば、「なかなか進まない…」と苦笑いするスタッフも。
中には無言になる人もいて、正直な反応がそろいました。
スタッフでも「量が多いかも?」という声があったので、利用者さまに提供する際は、量や出し方にもうひと工夫が必要かもしれません。
どうしたら、利用者さまに安全で継続した食事提供ができるのかを考えていきたいと思います。
非常時でも「いつもに近い安心」を届けられるよう、今回の経験をしっかり今後の備えに活かしていきたいと思います。
